設置場所とステップリフトの種類
階段昇降機・段差解消機は、ご検討されている場所によって対応製品が異なります。製品の種類としては、階段に沿ってレールが設置される「階段昇降機」と、段差などの高低差に対応した垂直移動可能な「段差解消機」に区別されます。
そのうち階段昇降機については、利用者が直接いすに腰掛けて乗るタイプの「いす式」と、車椅子利用者がそのまま車椅子ごと乗り込めるタイプの「車椅子用」と、2種類の階段昇降機に分かれています。
以下では、階段および段差において対応可能な製品についてご紹介しています。
階段昇降機(曲がり階段用)

いす式階段昇降機
上記で紹介している階段は、階段昇降機を設置するうえで曲がり階段に分類され、屋内階段の場合には「いす式曲がり階段用G型」が対応可能な製品となり、屋外階段の場合には「いす式曲がり階段用B型」が対応可能な製品となっています。(※まっすぐ階段でも途中に踊り場がある場合、レールは縦方向に曲げる加工を施すことになりますので、曲がり階段用の階段昇降機が対応する製品となるため、ここでは曲がり階段として分類をしています)




曲がり階段の場合、個々の階段形状や角度などに合わせてレールの製作が行われますので、製作期間には1ヶ月程度が必要となります。(屋外用は概ね2ヶ月半程度の製作期間を要する)
階段昇降機(まっすぐ階段用)

いす式階段昇降機
屋内まっすぐ階段(途中に踊り場の無いもの)では、「いす式まっすぐ階段用S型」が対応可能な製品となります。屋外まっすぐ階段の場合には、屋内用をベースに開発された「いす式まっすぐ階段用S型屋外用」で対応することが出来ます。




まっすぐ階段の場合、曲がり階段とは異なり階段が直線になっているため、レール自体も直線の形状となっています。階段の長さに合せてレールをカットするだけなので、ご注文から概ね1週間以内には設置することが可能になっています。
車椅子用階段昇降機
屋内・屋外のまっすぐ階段(途中に踊り場の無いもの)で、車椅子利用者が車椅子に乗ったまま階段を移動可能な「車椅子用階段昇降機 H350Z」が対応可能な製品となります。こちらの製品は、まっすぐ階段のみに対応している製品で、主に公共施設などの大きな建物向けに提供されており、「高齢者、障害者 等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)」の適用がされるため、福祉施設などのバリアフリー化において効果を発揮します。


段差解消機(垂直の段差)
車椅子ご利用のまま乗り込めて、垂直な段差を解消することが出来る段差解消機。一般住宅などで2m以下の段差に対応可能な「車椅子用段差解消機 低揚程タイプ」と、施設や公共物件などの同一階層内で最大4m以下の段差に対応可能な「車椅子用段差解消機 MD-1」・「車椅子用段差解消機 TCV-P」の4製品があります。





一般的なエレベーターとは異なるため、段差解消機は法的に複数階をまたぐような設置は出来ませんが、
吹抜け構造の場合に限り上階への移動が可能となりますので、施設などでエレベーターの設置が出来ないような状況下では、車椅子用段差解消機の導入をされるケースも多々あります。
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ぜひご体験ください。